当記事は近年新たな借換保証制度(コロナ借換保証)にも利用される、金融機関と中小企業のコミュニケーションツール「ローカルベンチマーク」に関して解説した記事です。
ローカルベンチマークを活用すると、ご自身の企業の財務状況がわかるだけではなく、ビジネスの状況を整理することにも活用できます。
当記事はこんな方におススメ!
- 企業の経営状況の整理をしたいが何から手を出したらいいかわからない(社長)
- コロナ借換保証制度等、資金繰り支援で利用する機会が増えているが、作り方がよくわからない(金融機関新任行員・税理士事務所職員)
- クライアントに対して付加価値の高いサービスを展開したいが、何から始めたらいいかわからない(税理士・公認会計事務所)
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ローカルベンチマークとは
経済産業省のHPにツールがあります。(こちらへ)

ロカベンがなんなのか、はここ見たら動画もあるし、マンガもあるで。
(https://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/locaben/)
このページではロカベンのここが重要!ってとこだけ解説するわ
金融機関の行員や、税理士事務所の職員さんはな、どうやって社長にヒアリングするかってのがだいじやねん。
これはこういう意味ですよってのを知ってると話しやすいんよ
コロナ借換保証にはローカルベンチマークが必要になっている
コロナ借換保証に関する記事はこちら

3.財務分析に関してもローカルベンチマークにおける6指標となっていることから、当計画書の提出をする際はまずローカルベンチマークの作成から着手すると効率的です。
ローカルベンチマークの構成
財務情報と非財務情報に分かれています。
▽財務情報


▽非財務情報(社長にヒアリングをしながら作成をする)定性分析とも言います



この非財務情報の作成が難しい。
何の意味があんねん!俺関係ないやろ!と投げてしまいがち
でもちょっと待って、何に使うかわかればきっと役に立つ。
非財務情報(ローカルベンチマーク)の利便性
- 企業の状態を視覚化できる
- 金融機関行員と企業経営者が同じ目線で対話を行える
- 事業性評価の基本的な枠組みマニュアル的存在(フィードバックできる)
⇒事業性評価や稟議作成にとても便利(時短につながる)

税理士事務所からすると、金融機関に楽させるためになんでこんなん作らなあかんねんて思うかもしれんけど、ちょっと視点変えてみてや。
まず、行員の時短につながるってめっちゃ大事やで。
だって融資案件ってんどんだけあると思う?めちゃあんねん。しかもそれを行内で金出すか金出さないかの稟議回しまくらないいかんねん。(最近入行した若い子は難しい案件したくないらしいな・・・。後回しにするらしい)
あと、社長の経営ビジョンや強み、弱み、どこと取引しているか、なんでこの値段で取引できているのか、他社との差別化は?将来の目標と課題はなに?
それ知ってるってすごい重要じゃね?税務調査にも強くなる。
でも、その聞き方が難しいんだよな。
ローカルベンチマーク作成ガイドの紹介
多くの金融機関が事業性評価の入り口の「対話」ツールとして活用するローカルベンチマーク
作成ガイドの確認をしてください。

「②事業」欄を記入する際にはSWOT分析の活用がおススメ

SWOT分析とは外部環境や内部環境を
強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunities)、脅威(Threat)
の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境の変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つ。
SWOT分析は、5フォース分析、バリューチェーン分析、4P分析の視点を「強み」「弱み」「機会」「脅威」として整理すると有効

▽こちらのサイトがわかりやすく解説されてました。
【初心者向け】SWOT分析を解説!目的からやり方、活用のポイントまで
「③企業を取り巻く環境・関係者」欄の記入には5フォース分析・PEST分析の活用がおススメ

■5フォース分析
業界(または当社)の競争環境、将来起こり得る変化を5つの要因から考える。
構造的に設けやすい業界なのか、儲けにくい業界なのかは、この5つの要因に左右される。

▽参考サイト
ファイブフォース分析のやり方を解説!ファイブフォース分析の5つの要素は?ファイブフォース分析の注意点や活用方法もご紹介
■PEST分析
マクロ環境が、取引先企業のビジネスにどのような影響を与えるのか、またその対策について、政治、経済、社会、技術の4つの要因から考える
日頃より情報収集を行い、仮説・想像であっても考える癖をつけることが重要

「④内部管理体制」欄の記入にはバリューチェーン分析の活用がおススメ

■内部環境分析(バリューチェーン分析)
バリューチェーン分析とは、事業を機能別に分解し、企業内部の強みや戦略を明確化するためのフレームワークである
企業による事業活動の「どのプロセスでどのような価値(又はコスト)が生み出せているか」「どこに強みや弱みがあるのか」を探り、現状の事業戦略の有効性や改善の方向性を明確化するために有効

まとめ

いろいろ小難しく書いてみたけど、気取らず書いてみるのが大事です。
自分の会社のことは自分がよく知っていますね。
どうしても何もかけなかったら参考にしてみてや。
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