はじめに
キャノピー・グロース<CGC>の2022年12月末日決算(3Q)結果をまとめます。

事業内容 | カナダの異なるブランドのマージの下で、成人向けのレクリエーションと医療の両方を目的とした多様な大麻とカンナビノイドベースの製品の製造・流通・販売である。議決には、カナダでの多様な大麻、ヘンプ、大麻製品の製造・流通・販売が含まれる。大麻、ヘンプ、および大麻製品の国際的な製造・流通・販売が含まれる。ストルツとビッケルの証財には、気化器の製造・流通・販売が含まれる。の製造・流通・販売が含まれる。また、ディスワークスエフェクトが含まれる。 |
産業 | 薬品会社 |
セクター | 医療 |
最高責任者 | デビッド・クライン |
良い決算とは
- EPSがコンセンサス予想を上回る
- 売上高がコンセンサス予想を上回る
- ガイダンスがコンセンサス予想を上回る
CGC(2022/12) | 実績 | コンセンサス予想 | 勝敗 |
---|---|---|---|
EPS | -1.14 | -0.15 | ミス |
売上高 | 101.2 | 86.6 | クリア |
ガイダンス | – | – | – |
エビデンス(予想根拠)



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プレスリリースの超訳
プレスリリースはこちら

なんか、固定費めちゃめちゃかかっている認識みたいでめっちゃ削減するらしい。
主に生産拠点と人員削減をするみたいで、
①オンタリオ州スミスフォールズ施設での大麻花
②ケベック州ミラベルの施設からの大麻花の調達を中止
③キャノピー・グロースのカナダの小売事業の売却
④オンタリオ州スカボローの研究施設の閉鎖
⑤オンタリオ州スミスフォールズにある 1 つの大麻栽培施設の閉鎖
をするらしい。
2024年にはEBITDA改善するって
CUSAってキャノピーのUSAブランドあるんやけど、それと二重上場していて、割とコスト削減に役立ってるらしいわ
カナダ大麻とその他大麻、成人用大麻と医療用大麻があるんやけど、基本去年よりは売れんかったらしい。
あとはスポーツドリンクとか気化する機械とか売ってて、それがぼちぼちって感じやって。
アメリカがCBD事業に乗り気やったらいい感じで売れるんだけどなぁ
だって。
抜粋・超訳
- コスト削減します!(今後 12 か月間にさらに 1 億 4000 万ドルから 1 億 6000 万ドルのコスト削減プログラムを実現することを発表)
- 生産フットプリント(拠点)と人員の大幅な削減をする予定です
- カナダのオンタリオ州スミスフォールズ施設での大麻花の栽培を終了し、ケベック州ミラベルの施設からの大麻花の調達を中止し、サードパーティ(廉価版)に移行することで、カナダのアセットライトモデル(自社で資産を持たないよう)に移行します。
- キャノピー・グロースのカナダの小売事業の売却、特定の企業機能の組織再編、オンタリオ州スカボローの研究施設の閉鎖など、2023 年度内の複数のコスト削減活動を行う予定です。
- オンタリオ州スミスフォールズにある 1 つのハーシー ドライブ施設(もともとチョコレート工場だったところ)を閉鎖する予定であり、さらに、発表された変更の影響を受ける 800 のポジションを含め、事業全体の人員を約 60% 削減する予定です。
- コスト削減目標を2022 年 4 月に発表された削減を含めて 2 億 4000 万ドルから 3 億 1000 万ドル。
- Canopy Growth は、Canopy USA, LLC (「CUSA」) を通じて米国戦略を推進し続けており、TSX と Nasdaq の二重上場を維持することを約束しています。
- 2024 年度にプラスの調整済み EBITDA を達成するという期待を再確認します。
- 米国では大麻はまだ違法だが、「CUSA」の設立によりコスト削減が図れた
- 【カナダ大麻】安いドライフラワーの販売量の減少により、成人用の大麻は前年同期比で 35% 減少しました。これは主に、州全体でのサードパーティ(廉価版)の小売店の急速な成長による競争の激化によるものです。
- 2023 会計年度第 3 四半期の医療用の大麻は、被保険者登録の増加と製品提供の継続的な拡大により、2022 会計年度第 3 四半期から 9% 増加しました。
- 【残りの世界の大麻】主に C 3の売却と米国 CBD(カンナビノイド) 事業の減少により、2022 会計年度第 3 四半期に比べて 74% 減少しました。
- 大麻の純収益は、2022 年度第 3 四半期と比較して 54% 減少しました。オーストラリアでは人気が高かったが、イスラエルと米国の CBD 事業への販売の減少により全体として売り上げ減につながった。
- 【ストルツ&ビッケル Storz & Bickel】ストルツ & ビッケル気化器の収益は、主に消費支出の減速が続いているため、2022 会計年度第 3 四半期から 20% 減少しました。
- 【バイオスチール BioSteel 】2023 年度第 3 四半期の BioSteel の売上高は、2022 年度第 3 四半期から 4% 減少しました
- 大麻ブランド「Doja」、「7ACRES」、「Tweed」、「Deep Space」 などの革新的な製品を提供しています。
最高責任者デビッド・クラインのコメント抜粋

キャノピーは、北米の大麻市場で長期的にリーダーシップを発揮するという野望を達成するために、収益性を達成する必要があります。カナダのビジネスをアセット ライト モデルに転換し、組織全体の規模を大幅に縮小しています。これらの変化は困難ですが、私たちのビジネスを収益性と成長に導くために必要です。
最高責任者ジュディ・ホンのコメント抜粋

カナダでの事業規模を適正化することで、現金コストを大幅に削減できると期待されています。キャノピーは、現在の収益ランレートであっても、2024 会計年度にカナダの大麻事業で少なくとも四半期ごとの損益分岐点調整済み EBITDA を達成する道を確実に進んでいます。
関連商品

解読に参照したブログ記事等
フットプリント:フットプリントとは、原料が採掘されて廃棄されるまでの間に、環境に対してどのくらい負荷をかけたのかを計算することです。
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/consumption_production_sdgs/7267/
サードパーティとは?
https://jp.indeed.com/career-advice/career-development/what-is-a-third-party
サードパーティとは、第三者という意味を示す言葉です。日本ではIT業界でよく使われています。
IT業界でサードパーティとは、オリジナル製品を販売しておらず、オリジナルと互換性のあるものを販売しているメーカーを指します。
たとえば、MicrosoftのWordをもっていなくても、Wordで作ったファイルを読み取れるアプリがあります。また、プリンターを作っている会社ではない会社が制作したインクが販売されているのを見かける機会も多いでしょう。
これらはすべてサードパーティの製品です。非純正品と呼ばれることもあります。
なお、パソコンメーカーやOSを開発している会社自身が提供している製品は純正品とも呼ばれます。
asset light model とは
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1067947955
不動産の他にも、一般的なビジネス用語として使われます。
言葉通り、asset:資産+light:軽い+model:方式、です。
自社の固定資産を出来るだけ減らして、コストを税引き前の変動費として使おう、という考え方です。
不動産で言うなら、例えばホテルが自社で不動産・建屋を持つのではなく、オーナーから長期契約で借り受け営業権は自分たちで保有して運営する、というやり方です。
ハーシードライブ施設
1 Hershey Drive facility in Smiths Falls
スミス フォールズの元ハーシー チョコレート工場
https://www.cbc.ca/news/canada/ottawa/canopy-growth-smiths-falls-layoffs-finances-1.6742220
dual‑listed
二元上場会社
二元上場会社(にげんじょうじょうがいしゃ、dual-listed company, DLC)とは、2つの上場会社が異なった株主集団をもち、所有権を共有する一体の事業集団を運営する企業構造である。
会社が二元上場を選ぶのには、管轄国を選ぶ納税上の理由がしばしばあるが、いったん二元上場するとそれを取り消すには大規模な納税上の障害が起こり得る。国の誇りの問題が時に巻き込まれる。両者が合併や企業買収で強い立場であり、合併を必ずしも要しない場合である。事業が小規模で、企業を「失いたく」ないような国では、二元上場はより容易である。二元上場会社はジョイント・ベンチャーに似たところがあるが、単一のプロジェクトだけではなくすべての保有資産を共有するのである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%85%83%E4%B8%8A%E5%A0%B4%E4%BC%9A%E7%A4%BE
「CUSA」=Canopy USA, LLC
https://www.canopygrowth.com/investors/canopyusa/
C3 Cannabinoid Compound Company GmbH
カンナビノイド化合物会社
↑会社を売却している
カンナビノイドとは
カンナノビイド(英語: Cannabinoid)は、アサ(大麻草)に含まれる化学物質の総称である。窒素を含まず、酸素と水素、炭素からなるので、アルカロイドには分類されない。
60種類を超える成分が大麻草特有のものとして分離されており、テトラヒドロカンナビノール (THC)、カンナビノール(英語版) (CBN)、カンナビクロメン(英語版) (CBC)、カンナビジオール (CBD)、カンナビエルソイン(ドイツ語版) (CBE)、カンナビゲロール(英語版) (CBG)、カンナビディバリン(英語版) (CBDV) などがある。1990年代には、体内で自然に生産されるエンドカンナビノイド(内因性カンナビノイド)が発見され研究が進展してきた。
特にTHC、CBN、CBDはカンナビノイドの三大主成分として知られる。なお、陶酔作用がある成分はこの中でもTHCのみとされるが、他のカンナビノイドとの含有比率によって効用には違いが生じる。
https://www.canopygrowth.com/investors/news-releases/canopy-growth-divests-pharmaceutical-c3-cannabinoid-compound-company/
米国CBD事業
カンナビジオール(CBD)を利用した医薬品が一時流行ったが現在停滞気味らしい
https://forbesjapan.com/articles/detail/44153
会計報告の確認(通年と比べて変化のある気になるところ)

総収入が一定の推移で利益にばらつきがあるが、いずれにせよ赤字状態

資産が徐々に減って言っているが、負債も減っている状況。経営改善の途中か

キャッシュフローに関しては営業CFが相変わらずマイナス。事業として成功していない。
投資キャッシュフローは施設の売却のおかげでプラス状態なのか。
財務キャッシュフローもここにきて大幅マイナス。
キャノピー・グロース、3Q決算は-28.2%減収、減益
2月9日(現地時間)、キャノピー・グロース<CGC>は3Qの決算を発表した。主な業績は以下の通り。
四半期業績 (3Q)
3Qの業績は減収減益。
売上高: 対前年同期28.2%減の1億ドルとなった。 アナリスト予想の8660万ドルを16.9%上回った。
純利益: 前年同期の-1.1億ドルから赤字幅が拡大し-2.6億ドルとなった。 アナリスト予想の-7930万ドルを下回った。
1株当り利益: -0.54ドル。前年同期の水準から0.26ドル減少した。 アナリスト予想の水準を0.38ドル下回った。
楽天証券/決算速報より

コンセンサス予想ほどマイナスにはならなかったが、減収減益には変わりない。EPSもコンセンサス予想を下回っている。

今後大麻が来るかどうか。今は合法の国が限定的だからマーケットも狭い。
CGCは拠点を減らして廉価版大麻をたくさん作ろうとしている。第四四半期ではキャッシュに関して挽回するって言っとるの。
競合比較
競合なし
参考:関連リンク
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