米国株用語 まとめ

EPS

EPSとは、Earnings Per Shareの略語で、日本語では1株当たり利益と言います。

EPSの計算式は、「当期純利益 ÷ 発行済株式総数」で、単位は円です。当期純利益とは損益計算書(P/L)に出てくる利益額で、その年の売上高やその他の収益からかかった費用や法人税や住民税などの各種税金などを差し引いた最終的な純利益のことです。EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示します。

ガイダンス

ガイダンスとは、来期以降の決算に対する企業側の見解で、会社の財務部長が示す来期の予想数値になります。株価には将来の”期待”が反映されるので、非常に重要な項目になります

ガイダンスのコンセンサス予想は
米国版Yahoo!ファイナンスから取得できますが、
ガイダンス結果は企業が発表する決算資料の中から手作業で調べる必要があります

プロダクトミックス

プロダクトミックスとは、流通やマーケティングの分野で使われる言葉で、企業が提供する製品や製品ラインの組み合わせのことです
企業が売上計画を作成する際は、利益の最大化と効率化という観点から、最適なプロダクトミックスにする必要があります。この組み合わせにより、収益が大きく変化するため、プロダクトミックスは製造業にとって重要な要素とされています。

企業は、製品の幅(製品系列)、深さ(バリエーション)、長さ(製品品目)、一貫性(昨日やチャネルの関連性)の4つの軸から戦略を策定します。常に消費者のニーズや競合する企業の戦略などに注意し、プロダクトミックスをどう策定するのかを検討していく必要があるとされています。

営業CF/投資CF/財務CF

営業キャッシュフロー(営業CF)とは

営業CFは、本業による収入と支出の差額を表します。つまり、本業を行った結果として、手元のお金がいくら「増えたか」または「減ったか」が分かる項目です。この項目の合計額がプラスの会社は、本業が順調と判断できます。逆にマイナスの会社は、本業で苦戦しており、現金不足で苦しんでいることが分かります。

営業CFは「本業でどれだけのお金を稼いでいるか」を表します。3つのキャッシュフローのなかで、最も重要なキャッシュフローです。営業CFは本業による稼ぎを表すため、プラスの数値であることが大前提です。

プラスになっていれば、本業でしっかりキャッシュを残しているということを表しています。逆にマイナスになった場合は、「売り上げが不振である」「売り上げが上がっていても、現金の回収が上がっていない」「経費が多すぎる」といったことが考えられますので、現金不足であるといえます。営業CFのマイナスが続く会社は、少し危険な会社と見てもいいでしょう。起業時のように先に現金が出ていくといった特別な事情がない限り、営業CFはプラスであるべきです。

投資キャッシュフロー(投資CF)とは

投資CFは、「投資活動によるキャッシュフロー」で、設備投資 や企業買収など、将来の事業拡大のためにどれだけお金を使っているか、投資からどれだけ回収しているかなど、資金を投じる活動に伴うキャッシュフローを表しています。投資CFを見ることで、会社がどのような投資活動に力を入れているかが分かります。

投資CFはマイナスになったとしても、それが将来のために積極的に投資していることが原因であれば、来期以降の業績がよくなる可能性があるということになります。一方、設備や株式などを売却した場合は、投資CFはプラスになりますが、将来のための投資よりも資産の売却を優先していることの表れともいえます。優良企業は、この項目はマイナスであることが多いです。逆にプラスの場合は、会社が持っている設備や、株、債券などを売った金額が投資分を上回っていることを示しています。

財務キャッシュフロー(財務CF)とは

財務CFは、「財務活動によるキャッシュフロー」で、出資の受け入れや金融機関からの借入など資金調達によるキャッシュフローを示しています。どのような資金を調達し、それを返済しているのかを示す情報です。財務CFは、営業CFと投資CFを調整するものでもあり、財務CFを見ると、足りないキャッシュをどのような手段で補充したのかが分かります。

財務CFがプラスの場合は、お金を調達していることを意味するものですから、毎年プラスが続いている場合には、その分が増えることになりますので、よほど右肩上がりで成長している会社でない限り注意が必要ということになります。一方、借入金を返済した場合は財務CFがマイナスになりますが、その分負債も減少することになります。

財務CFについては、資金の増減の要因を分析した上で、会社の事業活動に見合ったものかどうかを確認することが大切です。優良企業は、マイナスであることが多いですが、経営難にもかかわらず、金融機関に返済を迫られてやむなくマイナスとなるところもあります。また、積極的に成長を目指す企業は、借入金などの資金調達も多くなりがちでプラスになることがあります。

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